太陽観測による真北の求め方(真北測量)

太陽観測による真北測量を行うのに絶対不可欠なのはお天気がいいこと!

週間天気予報をしっかり確認してお天気の良い日を事前にチェックします。

あとは観測を行う時間帯です。方位角の測定に太陽を観測する場合、太陽の方向が水平方向になる時、つまり、太陽の南中付近にきた時は観測に最も不利です。その付近は太陽の見かけの動きが速く、1秒間で水平角度にして数10秒以上移動するので時刻の測定誤差が水平角の観測に大きく影響します。
それを避けるために、太陽の移動が水平方向に小さく鉛直方向に移動する、日の出から午前9時以前、15時から日没までに観測する事が望ましいとされます。

夏場は太陽が昇るのが早いので朝早くか、太陽が降りてきた夕方を選ぶと観測がしやすいです。冬場の朝早くは寒くて辛い・・・。

観測点選びも重要です。近くに高い建物があると太陽が見えないこともあります。太陽が高い位置にある場合や真上しか観測できない場合はダイアゴナルアイピースという特殊な器具をトータルステーションに取りつけて観測することもできますが、私は使っていません。

☆用意するもの☆

  • トータルステーション、トランシット、三脚
  • 太陽観測フィルター
  • 一素子プリズムまたはプリズム&ポール、三脚
  • 時計(スマホアプリで可)
  • 手簿
  • 現況図(器械点とプリズム後視点の位置がわかるもの)
  • 理科年表
  • 真北計算ソフト

☆観測回数と角度設定☆

  • 正反各2回×角度を変えて複数回数を決めて測定(私は6回)

☆観測☆                       

正位置の観測

反位置の観測

①後視ターゲットを0°に設定後太陽観測フィルターを装着して正位置で太陽が出ていく(器械十字マス右上)時間と角度を手簿に記入する。

②望遠鏡を反転し反位置で太陽が入ってくる(器械十字マス左下)時間と角度を手簿に記入する。

③太陽観測フィルターを外してから後視ターゲットを視準し角度を手簿に記入する。

これで1角度終了!!

④後視ターゲットを視準し決めた観測回数に基づいた角度に設定し、太陽観測フィルターを装着し反2回、望遠鏡を反転し正2回太陽を観測する。

⑤太陽観測フィルターを外してから後視ターゲットを視準し角度を手簿に記入する

これで2角度終了!!

私の場合は同様に後視角度を変えて計6対回観測し終わったら片づけて帰ります。(私はこれを2セットから3セット観測します。)1セット20分程度かかります。

☆戻ってから・・☆

①真北計算ソフトに観測結果を打ち込みます。この時に観測点の緯度・経度をネットで調べます。また理科年表の視赤緯、均時差を使います。(計算結果が一定の範囲「この説明は省きます」に収まっていない場合もう一度観測する必要があります。)

②計算書の角度から真北を現況図に落とし真北図の完成です!!

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