土地家屋調査士と測量士の違い
普段、私たちが活動している時に、周りの方に声をおかけいただく際『測量士さん』って呼ばれることがとっても多いです。実際、私自身が面識のない方(インターホン越の時は特に・・)に自己紹介する際に、土地家屋調査士の○○ですと伝えるよりも○○測量と伝えたほうがすぐに話の趣旨が判っていただけるのも事実。これが土地家屋調査士という資格名がなかなか世間一般に認知いただけていない真実なんだなあ!?と思う瞬間です。
ただ実際のところ土地家屋調査士は測量士でも測量屋さん?でもないのも真実なんです。今回はここのところをちょっと書いてみます。
まず土地家屋調査士資格は法務省管轄で、測量士は国土交通省管轄です。土地家屋調査士は「登記に係る専門家」=「登記が仕事」であり、あくまで登記に必要な測量を行うことができるという測量屋さん?なんですね。
一方の測量士は公共、民間かかわらず広範囲の測量を行いますが、登記に係る測量は基本的には出来ないとなります。(業法違反になります。)時々測量士さんが作成した地積測量図を見かけることもありますが、この場合自己申請される申請者さんが添付される図面の作成を測量会社さんにお願いしているケースが多いかもしれません。
そんな登記をするための測量屋?さんである土地家屋調査士ですが、現場仕事が割と多いのも事実です。現場踏査、境界標の設置状況の確認(掘削)、測量に際しては以前のように対象地だけを測量するだけでは足りないことが当たり前、広範囲を測量し過去資料と確認が必要ですし、立会準備、立会、立会後の境界標の設置、それから登記と・・登記を申請するまでの仕事量も現場次第ではありますが2~4か月かかることは当たり前です。その中でも立会がスムーズにいくか??ここが一番のポイントであり、やはり隣接土地所有者様との関係作り・・・ここが最も大切にしている要というのが現実です。
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振り返りと今後の課題...
明けましておめでとうございます。
2024年10月に開業し、沢山の方の助けをいただき初めての年を越すことが出来ました。本当にありがとうございました。
2025年を迎え去年の振り返りと今後の課題についていま頭の中にあることを少しだけ書いてみます。
お陰様で建物の登記のお仕事や確定測量のお仕事をいただきその中で、全てを自分でやることの大変さを身をもって感じた3ケ月でした。時間が自由であること、自分のやりたいようにできることは良くもあり、悪くもあり、すべては自分次第。まだまだこれからです。
そんな中で今後の課題として頭にあるのは、近い将来間違いなくすべて世界測地系に基づく測量成果が求められるであろうことです。私たちでいえば地積測量図の提出がそれです。GNSS対応機器の導入・・これは真剣に考えていかなければいけないと思っています。今では低価格の機器も増え、以前の10分の1の投資でも導入可能なようです。この分野の勉強と機器の導入・・割と近い未来の課題として取り組んでいかなければいけないと思っています。
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土地家屋調査士の開業準備のお話
10月1日に土地家屋調査士事務所を開業して2か月が過ぎました。自宅開業を決意するに至るまでいろいろあり実質準備期間は1か月ちょっと。準備資金は限られているし、何にお金を使うか?かなり悩みました。絶対必要なものだけど最初のうちは使用頻度が高くないだろうな?!みたいな物にお金はかけられない・・・。今回は土地家屋調査士の開業に必要なものと、私の悩みながらの開業準備について書いてみたいと思います。
①電話・FAX
調査士の登録には事務所の固定電話とFAXが必要なんですが、普通の家庭の電話回線だと1回線2番号までしか使えないので事務所用には足りなくなります。そこでひかり電話Aに切替工事。フレッツ光(ひかり電話)とプロバイダセットで月8000円位です。
②コピー機・複合機
一般事業者向けのコピー機(リースまたは中古の買い取り)にするか、それ以外でできないかかなり悩みました。新品リース+保守の場合と中古買い取り+保守の見積も取りましたが、リース期間は5年、年間20万位でしょうか?!月に500枚もコピー取らないよな~、ペーパーレス時代だし・・とか考えながら・・。
使用用途はといえば印刷・登記申請にスキャナは必須・コピーは必要だけど最近はスキャナで取り込んでの印刷が多いから使用頻度は少ない・・。結論はA3対応ののカラーインクジェット複合機(EPSON)とA3対応のカラーレーザープリンタ(OKI)の2台にしました。
実際の使い勝手はというと、レーザープリンタは主に図面用ですが写真挿し込みも綺麗で問題ありません。今のインクジェットって優秀ですね!?テキスト印刷のみの使用を考えていたけど図面も十分行ける。複合機はスキャナの枚数が増えると心許なくなるかも?!A2サイズの図面が必要になったら印刷屋さんにデータを持って行って印刷してもらおうというところです・・。
③トータルステーション:TOPCON GT505
最初から中古器にするつもりでいました。ただ今まで使ってきたものがSOKKIAだったので、TOPCONの器械と測量プログラムを覚えなくてはならないことへの抵抗がありました。とはいえ、とりあえずは測れることが優先。選んだのは程度の良いTOPCONのGT505でプログラムは付属の測量基本CEです。私的にはこのプログラムは使いにくいです・・・チェック機能にかけるし・・・まあ使う方次第なんですが・・。
「実際に測って操作を覚えなくては!!」ということで何度か近くの公園に測量実習に行って、測って、CADに取り込んで、図面を書いてと一連の作業を習得しました。
これからの時代GNSS、3Dスキャナが主流になるんだろうな?!先々はdoroggerを使って基準点を設置したいです。
④CAD:WingNeoInfinity2025
HYPERWING時代からアイサンしか使ってこなかったので今から福井のTRENDONEに切り替える勇気はなく・・。真北計算プログラムとパソコンセットで購入しました。後々は基準点計算プログラムも欲しい・・。
⑤測量車
開業を決める時には中古の普通の軽自動車(EKスペースワゴン)を買ってしまっていたので、そのまま測量車として特に内部を改造することなく流用しています。一番の問題はWスコップが乗らないかも!!でしたが通常サイズ140CMサイズより短いものを探して(120CM)丁度いいサイズ。先々はハイルーフのバンに乗りかえたいです。
⑥それ以外
あと外作業にはグラインダやハンマードリル、測量には一素子プリズム、プリズムセット、三脚、まあ揃えるものが沢山・・・事務所の机やら応接セットやら,それ以外にも名刺、作業着、事務所看板、細かい作業用備品を買いそろえて私の場合の開業費は350万位でしょうか・・。
モノだけではなく、オンライン申請には電子証明の取得も必要・・・登録後にすぐに取得して調査士報告方式での申請準備も・・・。
それでも開業から2か月経った今思うと、登録開業準備のドタバタの時間は楽しかったなあというのが本音です。
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